パラメトリック・デザイン
陶磁器の形状、模様、寸法などをパラメーターとして数値化し、自由に変更できるようにするデザインプロセスをパラメトリックデザインと呼んでいます。CADソフト Rhinocerosに付属するビジュアルプログラミング環境Grasshopperやプログラミング言語Pythonなどを使えばパラメトリックデザインを実現することができます。
この例は、陶磁器の断面曲線、側面の溝の本数と深さなどをパラメータとして、Rhinocerosでシミュレーションしたものです。形状変更の効果をすぐにパソコン上で確認できるので、たいへん便利です。また、お客様へ複数のデザイン案を提示して、選択していただくことも簡単にできます。
また、陶磁器の使い勝手に大きく影響する、うつわの断面形状も、この手法を使って、細かく制御することができます。